1999年、ブラジルのEmbrapa(エンブラッパ。ブラジルの農水省林野庁)が、
パラナ州の山の中できのこを発見。それが”ブラゼイ”によく似ていたことで
研究を重ねる内に、そのアーモンドのような香りと新しい食感から、
これは新種のきのこであると位置付け、”ブラジル特有のキノコ”という意味の
Agaricus brasiliensis(アガリクス・ブラジリエンシス)”と命名した。
それに伴い、現在”アガリクス・ブラゼイ・ムリル”として
世界で流通しているものは全て”ブラジリエンシス”種で
ある
との結論に達した。2001年1月、5名のきのこ学者と共に
この研究成果を学会にて発表、大きな反響を呼ぶ。
※ 現在ではアガリクス・シルバチカス・シェファーは
北半球の一部(カナダ・アラスカ等)で秋にのみ採れる
きのこであることがわかっている。
尚、ブラジルではこの
”シルバチカス”も”ブラゼイ”も正式な学名登録は一切
されておらず、現在も研究中である。
※ ブラジルの人たちにはキノコ類を食べるという習慣は無い。
各社ホームページによっては、ピエダーデの住人が
長生きするのはキノコを食べるからだと言っているが、
そのような習慣はありません。
※ ”ブラゼイ”は南米で採れるキノコではなく、アメリカ
合衆国フロリダ州原産である。現在市場でよく目にする
アガリクスは一般的に”アガリクス・ブラゼイ・ムリル”と
呼ばれているが、
これは先に書いたように、同じ菌糸が、
ブラジル国外に出回った際にキノコ研究家である
ハイネム博士が、その姿形がよく似ていることから
「これがブラゼイ・ムリルではないか」と発表したことが
全ての発端となる。

アガリクスの学会セミナー 案内パンフレット
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Gapi 及び
ガピエジャパンは
2003年の学会セミナーに
協力者として参加しました。
※パンフレット下部には
各大学等、共同研究所の
ロゴが入っています。
黄色い丸はGapi
このようにブラジルの
林野庁とも 深いつながり
を持っています。 |
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